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Posted by さがファンブログ事務局  at 

2008年10月27日

読書会の練習

 今日はなみさんと読書会の練習でした。
 痛々しいひとりマッチョと読むえぬえぬに対して、なみさんは「老人と少年の物語」的な読み方をしていて、ふむふむと。
 そういわれて読み直すと、「少年の成長の物語」とも読めるし、逆に「少年の存在ゆえにマッチョになれる老人の物語」とも読めますね。
 十人十色で、人によって読み方は色々。センター試験のマークシート問題のように正答がひとつしかないわけでもなく。
 むしろ、そういった読み方の違いを知ることにより、一冊の本でもいろんな読み方ができるから、色々と楽しいです。  
タグ :読書


Posted by えぬえぬ  at 21:49Comments(0)読書

2008年10月08日

貧農史観を見直す

佐藤常雄+大石慎一郎 『貧農史観を見直す』

江戸時代の農業農村研究を丁寧に解説している本。
江戸時代の農業のやり方の変化を解説し、生活の変化を指摘して、江戸時代で農民が豊かになっていったのを指摘している。
江戸時代初期の新田開発と、開発のし過ぎで環境破壊で災害が起こり、植林したり開発を抑制したりして、農業のやり方も面的拡大から一定の面積での収量を増やす方法へと向かっていく。

商品作物(年貢がかからない)の流行とか、生活の質の向上とか、農業、漁業、工業、商業の相互リンク度の高さとか。
商品作物は年貢の対象にならないので、実質的な税率の低さとか、農村自治の村請体制とか。
農業用資材の高騰で農業経営が圧迫されてみたり、じゃあ資材を安価なものに変えて耕地面積はそのままで手取りを増やそうとしたり。
農休みで大いに休み、お祭りを楽しむ人々の姿とか。

まあ、イデオロギ的な「貧農史観」ではなく、丁寧に研究をしていって中身をつめていくと、色々なものが見えてくる。
無論、時代差や地域差もあるだろうし、じゃあ佐賀ではどうだったの、というのが最近の研究テーマ。
ちょっと特殊なんだよなあ。  
タグ :読書歴史


Posted by えぬえぬ  at 21:59Comments(1)

2008年10月07日

老人と海

ヘミングウェイ 『老人と海』

課題本です。
純文学です。オリジナルロスジェネです。アメリカ文学です。

当世風にいうならマッチョです。
しかもひとりマッチョ。

狩る側に立っても、狩られる側に回っていても。
勝っていても、負けていても。
ひとりでも、人と一緒にいても。
ノリはとってもひとりマッチョ。

その姿をとってもカッコイイと見るか、涙が出るほど痛々しいと見るべきか。
どうなんだろうねえ。  


Posted by えぬえぬ  at 22:44Comments(0)読書

2008年09月10日

死ぬこととみつけたり

 隆慶一郎『死ぬこととみつけたり』

 葉隠って、あんまり好きじゃない。

 このお話は、江戸時代初期。もはや戦国時代ではなく、かといって江戸時代も安定期に入っていない、そんな時代のお話。
 複雑な事情を持つ佐賀藩を舞台に、葉隠武士たちの投げっぱなしな大活躍の話。
 朝毎に死をイメージトレーニングして、既に死んだつもりなので、やることが豪快で、投げっぱなしで、やったらやりっぱなし。 
 その生き方はさわやかではあるけど。
 
 でも、巨悪老中松平信綱の悪事を知りながら、佐賀藩のためにそれを黙認する、というあり方に。
 
 やっぱり葉隠って、あんまり好きじゃない。  
タグ :読書佐賀


Posted by えぬえぬ  at 21:24Comments(0)読書

2008年09月07日

引越ししました

 引越ししました。
 シャッター通り三丁目は、ついにシャッターを下ろします。
 なんのこっちゃい。

 まあ、移転前のblogのタイトルと中身の乖離が激しく、いつか何とかしなくちゃとは思っていたのですが。
 思い立ったが吉日生活。

 まあ、ゆるゆると。

 あ、読書blog中心なので、amazonさんとかにリンク貼れる様になると、便利なんだけどな。  


Posted by えぬえぬ  at 16:16Comments(2)たあいもない話